遺品整理とは?時期や方法、
費用や注意点などについて解説

遺品整理は、亡くなった方の貴重品や身の回り品を整理する作業のことです。この記事では遺品整理を行うべき時期や方法、費用、注意点や業者の選び方などについて解説しています。

遺品整理とは?

遺品整理とは、亡くなった方の貴重品や身の回り品などを整理する作業のことです。遺品にはさまざまな物が含まれますが、インターネット・スマートフォン社会となった現代は、デジタル遺品と呼ばれるパソコン、スマホ、インターネット上にある故人の所有していた物に関しても整理の対象となっています。

遺品整理はこれまで、ご遺族だけで行うことが多かったのですが、少子高齢化の影響もあり、遺品整理を専門の業者に委託して行うことも増えてきました。

遺品整理を行う時期について

遺品整理を行う時期は、故人が生活していた状況(持ち家・賃貸)や、家庭の事情などで変わってきます。遺品整理を行う時期の決め方には、法要の日程に合わせる方法、手続きに合わせる方法、ご遺族の気持ちに合わせる方法などがあるので、親族と相談して、もっとも都合のよい方法を選ぶとよいでしょう。

法要の日程に合わせる方法

ご遺族にも生活がありますから、遺品整理をしなければならないとはいっても、そのタイミングを合わせるのはなかなか難しいものです。法要はご遺族が集まるので遺品整理を行うには絶好のタイミングだといえます。四十九日、一周忌、三周忌などのタイミングなら多くの親族が集まれるので、皆で話し合いながら形見分けすることも可能です。こうすれば、親族間でもめることも少なくなるでしょう。

手続きに合わせる方法

葬儀を終え、故人の身辺整理を行うのと同時に遺品整理を行う方法です。故人が賃貸マンションなどに居住していた場合は家賃が発生してしまうため、それを避けるのであれば期限前に遺品整理をして、部屋を明け渡す必要があります。行政やお金、保険の手続き同様、賃貸の場合はすぐに行わなければなりませんが、これらを解決したらすぐに遺品整理を行います。

ご遺族の気持ちに合わせる方法

これは持ち家の場合に限られる方法です。故人が亡くなり、時間が経ったとしても、ご遺族の悲しみが癒えないというケースはよくあります。故人が暮らしていたそのままの部屋を長年保っているという方も少なくありません。まだ、気持ちが決まっていないのであれば、無理に急いで遺品を整理しないで、気持ちが固まるまで待ってもよいでしょう。

遺品整理の方法

遺品整理には、これまでどおりご遺族だけで行う方法と、リサイクル業者に依頼する方法、そして遺品整理業者に依頼する方法の3通りあります。どの方法にもメリットとデメリットがあるので、相談のうえ、都合のよい方法を選びましょう。

ご遺族だけで遺品整理を行う方法

遺品整理をご遺族自らが行う場合、物品を整理しながら、故人の思い出を振り返ることができます。自力で行うため、特にお金もかかりません。体力と時間さえあれば、自力で行ってもよいでしょう。ただ、親族が近くに居住していればよいのですが、集まるのが大変な場合は、スケジュールを合わせるだけでも至難の業です。少子高齢化により、高齢だったり、親戚が少なかったりする場合も自力で遺品整理を行うことは難しい場合もあるでしょう。

また、遺族が自ら遺品整理を行うと、思い入れがありすぎて捨てられない物が必ずといっていいほど出てきます。これではいつまで経っても作業がはかどりません。自力で遺品整理を行う場合は、このようなデメリットがあることも考慮したほうがよいでしょう。

リサイクル業者に依頼する方法

自力で遺品整理を行うと、あれもこれも思い出だからと取っておきたくなる気持ちもわかります。しかし、それでは遺品整理になりません。このようなことを防ぐには、リサイクル業者や買い取り専門店などに買い取りと引き取りを依頼するとよいでしょう。この方法なら、スピーディーに整理が進められますし、お金に換えられる物品も出てきます。

故人の持ち物の中に価値のある物品が多いようなら、ブランド品買い取りや中古車買い取りの専門店などを利用してもよいでしょう。持ち家のガレージに車が置かれている場合は、車を買い取ってもらうだけでも、そのスペースを利用して遺品整理を行えるようになるので、作業もはかどります。

遺品整理業者に依頼する方法

遺品整理業者は、遺品整理を専門に行っているサービスと、前述のリサイクル業者が行っているサービスの2通りあります。サービスの内容は業者によって異なりますが、専門に行っているサービスの場合は、遺品整理について豊富な知識を持つ遺品整理士が在籍し、サービスを提供していることが多いようです。

遺品整理の費用

業者に遺品整理を依頼する場合は、家や部屋の大きさ、引き取る荷物の種類や量などを基に料金が計算されます。家や部屋がせまくても、引き取る荷物の量が多いようであれば、当然、お金も余計にかかります。ワンルームの場合で5万円前後、4LDK以上など、大きな家になると20万円以上は考えておく必要があるでしょう。

業者の場合は、荷物の引き取りや処分だけではなく、買い取りや掃除などのオプションサービスが用意されていることがほとんどです。

遺品整理で注意すべきこと

遺品整理を業者に依頼する場合、それぞれの業者によりサービスの内容は異なるので、しっかり確認してからサービスを依頼しましょう。たとえば、不用品の処分はサービスには含まれず、別途、料金がかかる場合があります。見積もりを出してもらったら、必ずどんな作業が含まれているのかはっきり確認しておきましょう。曖昧な見積もりを提示する業者は、利用しないことをおすすめします。

ブランド品など、買い取りが可能な遺品については、なるべく専門の業者に査定してもらいましょう。価値をよく判断できない業者に依頼してしまうと、損をしてしまう可能性があります。

業者に遺品整理を依頼する場合でも、その準備として、自力で遺品整理をしておくことも重要です。

遺品整理を依頼する業者の選び方

遺品整理を業者に依頼する場合は、以下にご紹介するポイントを押さえることが大切です。

相見積もり

最近は遺品整理業者を比較するサイトまで登場しています。このようなサイトを利用してみてもよいのですが、とにかく、サービスを依頼する場合は、いくつかの業者をピックアップして見積もりを比較しましょう。見積もりを出してもらったら、必ずその場で作業内容を確認します。業者を選ぶ際は、クチコミなども考慮して総合的に判断しましょう。

見積もりの際の態度に注目

業者は、買い取れる物は当然、査定をするため、ときに宝探しをしているように感じてしまうこともあるかもしれません。これはある程度はしかたがない部分もありますが、やはりプロとしてはよい仕事をしているとはいえません。遺品ですから、売却するにしても、廃棄するにしても、丁寧に扱ってもらいたいものです。このような仕事ぶりも見て業者を決めると、後悔せずに遺品を整理することができるでしょう。

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「かたづけレスキュー千葉」は、千葉県内全域にネットワークを持ち、不用品回収と遺品整理を主に行っています。遺品整理士、終活カウンセラーが在籍しているため、思い出の多い遺品の整理も安心しておまかせいただけます。